プラチナの恋人たち 感想 / 美男美女の”映え”だけで殴ってくる作品

4.0

あらすじ

大人気女優のチャオ・ジンジンはゲームの下手さからゲームのCM契約を解除されそうになるピンチに。
そんな中、初恋のユー・トゥーらしき人物をゲーム内で見つけたジンジンは、うまく彼からゲームのコーチングをしてもらうことに成功し、少しずつ距離を縮めてゆく。
一方宇宙航空研究所で働くユー・トゥーはある悩みを抱えていた。

微ネタバレ感想

美男美女の顔面力とゴージャスな存在感だけで全話魅せ切るパワーを持ったドラマ。

二人とも大人で性格もさっぱりしており、第三者の介入で関係性がブレたり、大きな喧嘩をしたりしない。ずっと安定。
中盤くらいまで見て、クライマックスでは何か事件が起こるのかなあと思ってたら、起きなかった。しかしあまりにも長い期間をかけて進んでいくから、気の長さに驚きはした。

ジンジンは人気女優だから、バレたらスキャンダルになるとか、バッシングにあうとか、契約に響くとかあるだろうと思っていたら、それすらない。
付き合い始めてからこんなにハッピーでいいのかよ、という状態が始まり、最終話までそれが続く感じ。恋愛の甘い部分だけ見てたいねん、という人のためにあるドラマ。

原作者が「シンデレラはオンライン中!」と同じ人らしく、なんとなく似たところもあるため、作者の色を感じた。
あまり大きなピンチが訪れないことといい、焦らず長い時間をかけて愛を育んでいくところといい、主人公二人の性格が良くも悪くもクセがなく普通なところといい。ゲームが上手い男が好きなのかな 笑
特に男主は両方ヤンヤンだから既視感はすごかった。でもユー・トゥーの方が仕事の悩みがあったりして、人間らしさが垣間見えた。シャオナイはあまりにも少女漫画の(現実にはまず存在しない感じの)男主だったからな……。

このドラマを好きな人はいても、嫌いな人はあまりいないんじゃないかな。
正直、ヤンヤンのルックスは私のツボではないのだけど、とにかくスタイルがいいのと、イケメンオーラがすごい。スクリーン上での説得力。周りにイケメンキャラがいないこともあって、一人だけかっこよさを際立たせているキャスティングの妙。

ラバ様は言わずもがな、キュートさと美しさがカンストしてるし。その隣に立つと、いっそうヤンヤンの体格の良さ、颯爽とした雰囲気が引き立つ。
そんな二人のラブシーンなんて、いくら見ても飽きないでしょ。そういう製作陣の思惑にまんまとはまって悔しい! 悔しいけど見ちゃう!!

ずっと健気に男主を想い続ける女主は可愛いし、悩みながらも夢を追い求める男主はつい応援してしまう。最終回も気持ちの良い終わり方で良かった。
本当に障害が描かれないので、あまりに優しい世界過ぎてリアリティがない気もするけど、まあたまにはそういうドラマがあってもええやん。

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