あらすじ
7年つきあっている彼との関係がうまくいっていないシェン・シーファンは、不眠症に悩み漢方医(中医)を訪れる。シーファンに初診から好印象を持った漢方医ホー・スーイエは、彼女を細やかに気にかけ心身共に癒す存在となってゆく。
登場人物
シェン・シーファン(沈西凡) 演:シュー・ルオハン(徐若晗)
7年付き合っている彼氏との関係に悩み、不眠症になってしまったとき、漢方医ホー・スーイエと出会う。心身共に苦しむ中で、スーイエや友人に支えられ少しずつ自分らしさを取り戻してゆく。
高級ホテルで宿泊部マネージャーを務めながら、スイスへの留学を夢見ている。
ホー・スーイエ(何蘇葉) 演:ジャン・リンホー(張凌赫)
優しく有能な三十路イケメン漢方医(中医)。患者のシェン・シーファンになぜか初回から好感を抱き、気に掛ける。シーファンと出会った診療所は土曜のみの兼業で、本業は病院の腫瘍科勤務。
生前の母を気にかけなかった父にはわだかまりがある。
シュー・シャンヤー(許向雅) 演:黄燦燦
シーファンの親友。同じ高級ホテルに勤務している。
リンとも同じく長い友人同士で、密かな想いがありつつ素直に言い出せない。
リン・イーシェン(林億深) 演:王佑碩
シーファンの親友。同じ高級ホテルに勤務している。
シャンヤーのことがずっと好きだが、友人期間が長すぎて言い出せないでいる。
イェン・ホン(厳恒) 演:呉希澤
シーファンの彼氏。学生時代から7年つきあっているが、遠距離恋愛でなかなか会えず、次第にシーファンの仕事や夢に否定的なモラハラ気質となった。
リー・ジエ(李介) 演:唐九洲
スーイエの後輩の大学院生。腫瘍科インターンで、スーイエの祖父の弟子でもある。先輩後輩とはいえ、スーイエとは付き合いが長く親しい。ファンに想いを寄せる。
ファン・コーシン(方可歆) 演:周益如
スーイエの後輩の大学院生。腫瘍科インターンで、スーイエの祖父の弟子でもある。密かにスーイエを慕っている。
郁里仁 演:李建義
スーイエの祖父。中医界の重鎮。スーイエを気にかけ、何でも話し合う仲。スーイエ同様シーファンを一度診ただけで気に入り、二人の仲を応援する。
何盛 演:果靖霖
スーイエの父。高名な心臓外科医。西洋医学ではなく中医学を選んだスーイエとは良い関係でない。
沈家平 演:房子斌
シーファンの父。英語教師。明るく陽気で、妻子を愛する良き父。料理上手。
劉暁明 演:劉威葳
シーファンの母。明るくしっかり者。
微ネタバレ感想
ゆったり癒し系ドラマを作りたかった意図は分かるが、いまいち惜しい感じの作品。
文化の違いなのかもしれないけど、導入部が不自然すぎて入り込みづらかった。
仕事では有能なのに、プライベートではウジウジしているだけの女主。
これといった理由もなく初対面から勝手に好意を募らせてゆく医者。患者の連絡先を職権濫用で聞き出し個人的にSNSでやりとりするの日本だとまずありえないけど、中国だとあるあるなのか?
あまりにも医者側の好意の育ち方と行動が早すぎて、ついていけないどころかちょいキモかった。医者の祖父まで一回診ただけの女主を気に入って応援してくるし。
普段はそんなことはなく女主が特別、と後半で主張するけど、惚れた理由がふわっとしているので説得力がない。
知り合って親しくなるまでは違和感しかないが、その後の進展はじっくり恋を育む流れなので、導入部さえ流し見すればあとはのんびり楽しめる。音楽もゆったりしているし、シーンもスローとか長まわしみたいな感じが多く、リラックスしながら見るのに良い。
残念なのは、この手のドラマは主人公2人の言動が印象に残るようなものだとすごく胸を打つのに、ごく普通の会話と行動しかしないところ。あまり心に響かないというか、このシーンが良かった!もう一度見たい!という気持ちにならない。
溺愛カップルのいちゃつきって結構好きなのに、交際開始してからはもうお腹いっぱいな感じすらした。数話短縮した方がむしろ完成度高く感じたかも。
そこは、主人公2人がどの程度好きになれるかで変わりそう。
女主は中国ドラマにしては珍しく忍耐強くおとなしいタイプで、大声でわめくとか自己中で人を振り回すことがないのは良かった。好きになるほどの魅力はないけど嫌いにもならない。
男主が惚れた理由が謎でしかないけど、こういう女性自体が中国では希少なのかもしれない。だいたいシャンヤーみたいな、気が強くはっきり物を言うタイプの女性をよく見かけるから。
ちゃんと人に謝れるタイプだし、さほど感情的になったりしないし、それだけで十分なのかもしれないな……。(これまで見た自己中ヒロインを思い出しながら)
お仕事シーンも多いが、二人とも日本の感覚でいうと不自然だったりプロフェッショナルじゃないところが多く気になった。
仕事中に平気でSNSに返信するし、公衆の面前でいちゃつくし、休憩シーンはやたら多いし、二人とも多忙そうな職業なのに日が高いうちに帰宅しデートしていたりして、リアリティがないように感じてしまう。職業文化の違いかもしれないけど。ホテルのマネージャーって毎週末休めるものなの?
特に女主のお仕事周りはちょっと中途半端だったかな。
前半は色んな漢方が出てきて面白かったけど、終盤はあまり出てこなくなったのも残念。病んでないから仕方がないとはいえ。
女の夢が詰まったご都合ラブストーリーだったな、という気がしてしまうけど、トラウマで臆病になってしまった心を少しずつ融かしてゆく過程は良い。男主は温厚・紳士的かつ知性があり世話焼きで、理想の男タイプだし。
どちらかの感情任せじゃなく、互いに思いやり慈しむ恋を描いた作品は割と希少。
ご都合でもいいから溺愛系を見たいとか、気が強くない女主の作品を落ち着いて見たい時、ジャン・リンホーが見たい時とかで気軽に見れる作品ではあると思う。


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